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苦しい道を選んだ人達③ “あきらめ” [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 小学生の頃、初めて長距離を走った。長距離と言っても校庭を3周程度だろう。いやもっと少なかったかもしれない。距離にすれば500mとか800mくらいかもしれない。すごく苦しくて、同じペースを保つのは大変な事。長距離なので友達と並走する時間が続くときがある。「つらい」、「スピードを緩めよう」、「もうだめだ」、「そうすれば楽になる」と思った時に聞こえてきたのが、友達の苦しい息遣い。「はぁ、はぁ、はぁ」・・・。「あ、苦しいのは自分だけではないんだ。誰だって苦しいんだ。」と気づいた時。友達は後ろに下がっていた。

 それから私は、「苦しいのは自分だけではない」と言い聞かせ、当時のアニメ『巨人の星』にも多大な影響を受け、頑張り合いでは強かった。プールで息を止めて潜っていられる時間を競うようなことも体育の時間にあったが、いつも最後の頃まで残った。中学の野球部時代、中学入学当時の身長が134cmだった私は、足も遅く、非力で投げること、打つこと全てチームメートに劣っていた。180cmもある友達と比べたら大人と子供だ。しかし、チームの誰にも上級生にも絶対に負けなかったことがあった。それは全勝だった!それは、うさぎ跳び。塁間5往復のうさぎ跳びをトレーニングの一環としてやっていた。必ず1番でゴールした。競った時は「彼も辛いんだ」と言い聞かせて頑張った。短距離や力の必要な運動、スポーツは弱かったが、競り合ったら負けなかった。

 私の昔話はどうでもよいとして・・・失礼しました。

 さて、私が言いたかったことは「誰でも辛いんだ、自分だけが辛いわけではない。」。だから「もうひと頑張りしよう。あきらめなければ必ず成功する。」と言うことです。


 しかし、「頑張る意味が分からない」とか「頑張らなくても大丈夫」なってしまう子が目立ちます。


 最大の目的をあまりにも身近に置いていませんか?

 志望校合格が最大の目標になっている場合、頑張らなくても合格できればいいことになります。これは今の受験制度にも問題が多く、大学入試で一般受験をしないでたくさんの高校生が大学に合格しています。もちろん、推薦入試で合格するためにすごく苦労して頑張って入る子もいますが、簡単に入ってしまう子もいます。高校受験でも志望校のレベルを下げて推薦ならば早く合格が決まります。合格が決まると急に生活が楽になります。でも、入った跡が大変なんですよね。

 私立中受験は受験校によって違いますが、難関校に合格することが最大の目標ならば、合格した瞬間その子の人生は終わります。たった12歳の子供達ですから12年間の人生です。ほんとうに大切なことはその後にあるのにも関わらず。合格するために、丸暗記・詰め込み・テクニックを駆使して合格して、その後の人生はどうなってしまうのでしょうか。しかし、合格が最大の目標ならばそれでもかまわないということになります。


 頑張らなくてもよい環境がありませんか?

 親が何でもやってあげてしまう。全て親の管理下に子供を置いて、子供に指示を出す。子供ができないことは、親がやってあげる。せっかくの失敗も親が全ての責任を取ってしまい、子供に失敗したという体験、責任を取るという機会を奪い続けていませんか。それは、我々学習塾や学校にも言えることです。その子に携わるすべての人が、その子が自律できるように方向性を一つにして接していくことが必要です。

 病気やけがや障害を持つ子の場合は、理解してあげた上で接することが必要ですが、うまく自分のことをコントロールできない子の全てが、病気や障害があるとは私は思いません。「この子は体が弱いから」、「この子には障害があるから」と周りで言い続けていたら、正常な子でもそういう気持ちになり、それを言い訳に使うようになります。「僕は体が弱いからできないんだ。」、「私は障害があるから、自分でやりたくてもできないの。誰か手伝って。」

 だからこそ、今までの育った環境や家族の接し方まで考えた上で、本当にそうなのかを判断し、それに応じて適切に対処していくことが、その子の一生をより良いものにしていくのではないでしょうか。


 「あきらめない」・・・「夢を諦めない」、「将来の成功を諦めない」、「子の未来の幸せを諦めない」

 そのために、我々は子供たちの可能性を信じ、「あきらめない」子供達になって欲しいし、子供たちに自律して欲しいのです。

 本人の辛さ、親御さんの想いを考えると、私には諦めることはできません。


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