So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

勉強大嫌いⅢ 「環境を整えても、やる気にならない」 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 人は目の前の好きな事、楽しい事には飛びつくものです。

 私が学習塾で講師を始めた時、空前の塾ブームでした。景気が右肩上がりで家庭は共働きが多く、塾が託児所みたいな感じでもあり、ほとんどの子が塾通いをしていたのではないでしょうか。ですから、勉強をしたくない子が多く塾通いをしていました。
 
 その最初に勤めた塾に通う子は学校で平均点以下の子が多く、まったくやる気のない子も少なくなく、授業中に歌いながら踊っている女の子がいたことを今でも覚えています。「学習塾ってこういうところなんだ。」と当時の私は思いました。

 その塾に通う中学生の多くは全然話を聞かないでおしゃべりばかりしていました。注意したり、叱ったりすると逆切れする。挙句の果ては塾長に「鈴木先生は悪い先生です。やめさせてください。」と直訴されたことも有りました。

 一番やる気の無い子がいるクラスが水曜日にあり、水曜日になると朝から胃が痛い状況でした。そんな中で、「どうしたら話を聞いてくれるのか」、「いやこの子たちには、そもそも集中力が備わっていないのではないか」と色々考えさせられました。今思うとその時に、私は塾講師として一番多くの事を学んだかもしれません。
そして、考えたことは、「この子たちでも、テレビのアニメを30分間集中してみているはずだ。だから集中力が備わっていないわけはない。」、「では、なぜアニメは集中できるのだろうか。」と考え、「面白ければ集中できるはずだ。」と言うことに行き着きました。

 「将来、勉強しないと…」とか、「高校受験で大切な事は…」とか、「学校の試験では…」とか、「これを知らないと困ってしまう…」等の話は全く受け付けてくれません。そんな勉強嫌いの子たちが集まっていて、やる気など全くないクラスで私の話を聞かせるためには、「①おもしろい話、②興味のある話、③役立つ話」をしていくことだと結論付けて実行していきました。

 当時、社会も教えていたのですが、歴史の授業では必ず授業の中に教科書に出ていない、試験に関係が無くても、おもしろいエピソードを授業中に1つ入れるようにしました。インターネットの無い時代ですから、本を読み調べて「これだ」と思う話を探して、授業中に子供たちに聞かせるのです。理科の授業では「なぜ、どうして」を多くして興味関心を引くようにしました。すると、子供たちが少しずつ話を聞いてくれるようになりました。

 やる気になることに関して有効と考えられていることは、「①自分のやりたいことをやるために」と将来の夢や目標を持たせること、そして「②このままだと進学できない」と言う危機感を持たせることです。

 しかし、人は目の前の好きな事、楽しい事に心を奪われ、嫌いな事は後回しにしてしまうものです。

だから人は嫌いな勉強に対して、やる気を出しません。

つづく


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

nice!の受付は締め切りました

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。