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小学生・中学生の学習法5 「小中学生の危険信号」 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 小学5年生の時に入塾した子の話です。彼は最初の算数の授業で「どうやって解くの?」と聞いてきました。私は授業後すぐお母さんに連絡をして面談をしました。その子は頭が良くて知識も豊富でしたが「どうやって解くの?」と言う言葉に危険を感じたからです。危険を感じた理由は次の2つの可能性があるからです。

① 解き方を教わってそれを覚えて解いている。
② 自分で考える習慣がない。

 このままでは、先々勉強ができなくなること、新しい発想を生み出せなくなること、言われたことしかできなくなることにつながると思い、家庭と連携していくことをお話ししました。

 その後、彼は目的と理由を考える子に育ち、自ら考え実行していける人間になっています。大人になった彼とは今でも付き合いがあるのですが、彼ならば一生涯成長し続けられると確信しています。

 このように、小中学生の言葉から未来が見えることがあります。それがその子にとって良くない事であるならば、原因を探りじっくりと修正を試みます。その子にとって良いことであるならば、肯定的に受け止めて暖かく育むようにします。

 その子の未来に不安を感じる言葉として、「どうやって解くの?」、「やり方を忘れた」が考えられます。

 これらを言われて、やり方を教えてしまうと、自分で考えようとしなくなったり、答が合っていればいい(その場だけ何とかなればいい)という考えが根づいたり、意味が解らなくてもやり方を覚えるようになったりする可能性があります。

 そうなってしまったら、無計画で自分の判断で行動できない大人、言われたことしかできない(言われたこともできない)大人になってしまうかもしれません。

 それらの言葉を言われたら、答や解き方(やり方)に向いている目を問題に向くように促します。

 「どんな問題なの」、「問題に何と書いてあるの」、「わかっていることは何」と聞いてみます。

 そして「ということはどういうことなの」、「そこからわかることはある」と誘導します。

 答にたどり着いたら「自分で考えてできたね」と自信をつけさせたり、もう一度「どうしてそういう答を考えたの」と理由を確認して考えるくせをつけさせたりすると良いでしょう。

 いぶき学院の先生たちには、「我々のできる事は、どうして解らないかを分かってあげる事と教えない事」であることを常に話しています。

 子供達は1人ひとり、解らない理由が異なります。その理由を見出してその子の事を分かってあげる(その子の考えを受け止めてあげる)。

 そして、その子自分が考えるように働きかけることが大切であると考えています。

 ポイントは教えないこと、そして正解が目的地ではないことです。目的地はその子が自分自身の考えを持つことです。

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