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疎外感と一体感から考える不登校(3) [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 前述したことですが・・・

 不登校からの復帰率は約25%ですから、不登校になった子の75%は復帰できないということです。私は、復帰するための取組は大切だと思いますが、不登校にならない取組により力を入れるべきだと考えています。


 不登校にならないためのキーワードとして、“疎外感”と“一体感”を挙げさせてもらいます。

 “疎外感”とは仲間外れの感覚、居場所が無いと感じることです。ある日突然自分の座席が無くなっていたということです。どこが自分の試場所なのか、居場所と言うのは物理的な座席などはもちろんですが、同級生や先生から感じるものも当てはまると思います。無視されていると感じたり、どうしてあなたが居るのと言われているように感じたりすることがそうです。何かの行事でも係が無かったり、役割が与えられなかったりすることもそうです。“疎外感”を感じると、そこに居ることが苦しくなります。

 “一体感”とは組織やグループの中で必要とされ、自分の居場所と役割があり、自分自身が代えの効かない存在であると感じることです。自分のことを解ってもらえ、信じてもらっている状態で自己肯定感があります。“一体感”を感じると仲間に入ろうと行動も積極的になり、人の役に立っていると感じやる気も出てきます。

 “疎外感”を排除して“一体感”を持つことができれば、仲間意識が高まり、協調性や責任感が強くなり、何事にも積極的に取り組めると思います。


 そのためには人間力を付けることが必要かと思います。人間力を付ける人は本人ではなく、親や家族と学校ではリーダー的存在の人です。学校におけるリーダー的存在の人とは、先生や核となる生徒です。

 組織で中心的な人は、その組織には無くてはならない人であり、“一体感”つくりあげていく人なのです。(ただ、それが苦痛だと感じている人もいると思いますが、その場合その人は“一体感”をつくりあげる人ではありません。)

 “一体感”をつくりあげる人は、学校の中で学年やクラス、班の全員に役割を分担して、一人一人が無くてはならない存在であることを実感させます。話を聞いて解ってあげます。自ら責任を取る事で皆に一生懸命頑張ってもらえる環境をつくります。結果だけではなく過程もしっかり見て認めます。時には言い争いも有るかもしれませんが、本気で接することで相手とつながります。

 家庭の中心となる人は親です。子が中学生であるならば、一人の大人として接します。責任を持たせることで、自分で決めて実行させます。社会的に親が取るべき責任も有りますが、生活していく上での責任は子が取ることができる年齢ですから、結果を受け入れ次につながる学びを得る事を重視するため、責任は子供自身に取らせるようにします。

 それらのプロセスにより、中心となる人の人間力が上がり、組織を構成する人全員の人間力がついていくと私は思います。

 その様な組織に、“疎外感”はありません。互いを尊重し認め合い気を強調していくことができれば、いじめや不登校は減ると思います。


 いぶき学院では、生徒が主体となる行事やイベントは、学校と比べて極端に少ないですが、その中で子供たちに何かを任せたり、頼んだりすることがあります。ちょっとしたことでも子供たちは良くやってくれます。そして、そこに笑顔がある事は少なくありません。

 我々の授業を受けて多くの子が「楽しい」と感じているようです。それはおそらく・・・“一体感”を感じているからかなぁと思います。


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